ブラックバス釣りは、ルアーの種類も釣り方も多彩で「難しそう」に見えます。でも最初の1匹に必要なのは、実はシンプルです。
バスが隠れる場所(ストラクチャー)を見つけて、表層から順にレンジを変え、反応が出る動きを当てる。
この“型”さえ押さえれば、初心者でも十分チャンスがあります。
この記事では、道具選びからポイントの見つけ方、具体的な投げ方・動かし方、釣れない時の立て直しまで、順番にまとめています!
ブラックバスはどんな魚?まず知っておきたい習性
ブラックバスは肉食性で、小魚やザリガニ、カエルなどを捕食します。特徴は「物陰好き」。
水草・倒木・杭・橋脚・岩などの**カバー(隠れ場所)**に身を潜め、ベイトが近づくのを待ち伏せしていることが多いです。
だから初心者が最初に覚えるべきは、ルアーの種類より先に
**「バスが居そうな“変化”を狙う」**こと。
水中の何もない所を長く引くより、変化に通した方が釣れる確率は上がります。
バス釣りのおすすめシーズンと狙い方(初心者向け)
春:シャローが強いが日ムラもある
水温が上がると浅場に差しやすく、産卵絡みでチャンス。反面、水温が不安定だと日ムラが出やすいので「当日の反応」を優先。
夏:流れ込み・水草周りが効く
暑い時期は酸素が多い場所(流れ込み、風が当たる面、水草周り)を優先。日中はシェード(影)も強い味方です。
秋:高活性で釣りやすい
体力回復と捕食で動きやすく、初心者が結果を出しやすい季節。ワンド(入り江)などベイトが溜まりやすい場所は特に狙い目です。
冬:深場中心で難易度高め
動きが少なく深場へ。狙いは明確ですが難しいので、まずは春〜秋で経験を積むのが近道です。
まず揃える道具(初心者の最小セット)
最初はスピニングタックルが無難
キャストが簡単でトラブルが少ないため、初心者はスピニングから始めるのが上達が早いです。
- ロッド:6〜7ft(万能)
- リール:2000〜2500番
- ライン:フロロカーボンが扱いやすい(感度が高く、底やアタリが分かりやすい)
※PEやナイロンも選択肢ですが、まずはフロロで「釣りの型」を作ると迷いません。
ブラックバスが釣れる場所の見つけ方(ここが9割)
まず狙うストラクチャー(障害物)
- 水草(ウィード)、ハス・ヒシなどの水面植物
- 葦際、オーバーハング(木の枝の影)
- 倒木、立ち木、杭
- 岩、ゴロタ
- 橋脚、桟橋
- 流れ込み(酸素+ベイト)
地形変化も超重要:ブレイク(かけあがり)
水深が変わる場所=ブレイクは、バスが付きやすい“待ち伏せライン”。
岸から近いブレイクは特に狙い目です。
初心者が迷わない探り方:表層→中層→底の順
ルアーが多すぎて迷う時は「深さ」で整理します。
- 表層:トップ、フローティングミノー
- 中層:クランク、スピナーベイト、バイブレーション
- 底(ボトム):ワーム(テキサス、ダウンショット等)、ラバージグ
基本は表層から入って、反応がなければ徐々に深く。
これだけで釣りの組み立てがラクになります。
まず覚えるべき基本アクション4つ
ただ巻き
一定速度で巻くだけ。活性チェックにも使える“基準”の動き。
ストップ&ゴー
途中で2〜3秒止める。弱ったベイトっぽく見せられ、食わせの間が作れます。
トゥイッチング
ロッドを小さく鋭く動かしてイレギュラーに。追うけど食わない時に効くことが多いです。
ボトムパンピング
底でチョンチョン跳ねさせる。甲殻類が逃げるイメージで、底の魚に強い。
初心者が最初に揃えるルアーは「3つ」でOK
全部揃える必要はありません。まずはこれで成立します。
- フローティングミノー(表層〜浅いレンジ)
- クランクベイト(中層をテンポ良く探れる)
- ソフトルアー(ワーム:底とカバーに強い)
これだけで表層・中層・底を一通り触れます。
“釣れる確率が上がる”初心者の実釣手順(そのまま現場で使える)
ステップ1:まずは「変化」に投げる
水草の端、倒木の影、橋脚のキワ、流れ込みのヨレ、かけあがりのライン。
ルアーを投げる先は“何もない水面”ではなく、変化の近くにします。
ステップ2:同じコースを3〜5投だけ通して反応を見る
投げる方向がバラバラだと、何が当たったか分かりません。
まずは同じコースで数投して「反応があるか」を判断。
ステップ3:表層→中層→底へ、レンジを下げる
- 表層:ミノーただ巻き or ストップ&ゴー
- 中層:クランクただ巻き(テンポよく)
- 底:ワームで丁寧に(ズル引き/パンピング)
ステップ4:反応が出たら“同じことを再現”する
釣れた(またはバイトが出た)ら、同じ場所、同じレンジ、同じ速度・動きで“再現”します。
バス釣りが上達する人は、ここが早いです。
ワーム(ソフトルアー)で1匹を近づける:初心者向けリグの選び方
ワームはバス釣りの最強枠。特に「釣れない日」に強いです。
- オフセットフック:根掛かりしにくく初心者向き
- テキサスリグ:カバー周りに強い万能
- ダウンショット:食い渋り対策の切り札
- ノーシンカー:自然に落として見せたい時に強い
迷ったら、まずは
テキサス(カバー)+ダウンショット(渋い時)
この2つがあると釣りが組み立てやすいです。
釣れない時の対処(最短で効く順番)
- 場所を変える:変化・カバー・ブレイクに当て直す
- レンジを変える:表層→中層→底、または逆に浅く戻す
- 速度を変える:ミディアム→スロー→ファースト
- 動きを変える:ただ巻き→ストップ&ゴー→トゥイッチ、底ならズル引き→パンピング
- ルアーを変える:同系統で粘らず、役割が違うものへ(巻物→ワーム等)
「ルアーを増やす」より先に、場所とレンジを直す方が釣果に直結します。
安全・ルール・マナー(トラブル回避のために)
- 釣り禁止エリア、立入禁止、駐車ルールは必ず確認
- ゴミは持ち帰り、騒音・迷惑行為は避ける
- 地域や釣り場によって、魚の持ち帰り・リリースの扱い、ルールが異なる場合があります。現地の規則(自治体・漁協・管理者・看板)に必ず従ってください。
- 針やルアーの飛来は危険なので、周囲確認と安全装備も忘れずに
よくある質問(FAQ)
Q. 初心者はベイトタックルじゃなくていい?
A. 最初はスピニングでOKです。キャストが上達しやすく、釣りの“型”を作りやすいです。慣れたらベイトを足すと幅が広がります。
Q. 何投くらいで見切るべき?
A. 目安は同じコースで3〜5投。反応がなければレンジやコースを変える方が効率的です。
Q. ルアーの色は何がいい?
A. 迷ったらナチュラル系(ベイトっぽい色)から。水が濁っていたり曇天なら、少し強め(チャート系など)も試す、でOKです。
Q. アタリが分からない…
A. フロロはアタリや底が分かりやすいです。まずはワームで底を感じる練習をすると、違和感に気づきやすくなります。
Q. 釣れたのにバレるのはなぜ?
A. 早合わせ、テンション抜け、フックが合っていない、が多いです。違和感が出たら少し送り込んでから巻き合わせ気味にすると改善することがあります。
まとめ
ブラックバス釣りは、ルアーの種類が多くて難しく見えるかもしれませんが、最初の1匹に必要なのは「バスが付く場所」と「レンジの順番」を押さえることだけです。水草や倒木、橋脚、かけあがりなど“変化のある場所”を見つけて、表層から順に探り、反応がなければ速度や動きを少し変える——この流れを丁寧にやるだけで、釣れる確率は確実に上がります!
そして、たとえその日に釣れなくても「今日はここで反応が出た」「この深さは違った」と経験が積み上がるのがバス釣りの面白さ。自分で“その日の正解”を見つけられた瞬間は、釣れた1匹以上に嬉しかったりします。ブラックバスを釣ってみたいと思っている方は、ぜひ身近なフィールドで気軽にチャレンジしてみてください!最初の1匹が釣れたら、次の釣行がもっと楽しみになりますよ!