タイラバは、底まで落として→一定速度で巻くだけのシンプルな釣り。それなのに、真鯛の大型がよく釣れるのが魅力です。
一方で「アタリはあるのに乗らない」「周りだけ釣れてる」も起きやすく、原因の多くは 底取り・等速巻き・ネクタイ(波動) のどれかがズレています。
この記事では、船タイラバ前提で「初めてでも1枚獲る」ための型を、道具〜実釣〜釣れない時の打開までまとめます!
タイラバとは?真鯛に効く理由(波動がカギ)
タイラバは「ヘッド(重り)」「ネクタイ」「スカート」「フック」で構成されるルアー。
真鯛は視覚だけでなく、エサが動くときに出る**波動(水押し)**も感じて追います。タイラバは等速巻きでネクタイがユラユラ動き、一定の波動を出し続けることで追尾〜バイトに持ち込みやすい釣りです。
まず揃える道具(初心者の最小セット)
ロッド:タイラバ専用(ベイト)推奨
- 7ft前後が扱いやすい
- 先が柔らかい(ソリッドティップ)は弾きにくく、追尾バイトに向く
リール:ベイトが基本(等速巻きしやすい)
- 巻き上げが安定し、糸ヨレも出にくい
- 深場・ドテラなどライン放出が多い釣りに強い
ライン:PE+フロロリーダー
- PE:0.8号前後(200〜300m目安)
- リーダー:フロロ3〜4号、1〜1.5m前後
- 結束はFGノットが定番(不安なら簡易結束アイテムでもOK)
ルアー:最初は「遊動式の完成品」
現代の主流。真鯛の首振りでもヘッドがカウンターになりにくく、フッキング率・バラし軽減に寄与しやすいです。
タイラバの基本手順|底取り→等速巻き→回収を繰り返す
① 合図が出たら落とす(勝手に落とさない)
船では投入タイミングが大事。船長の合図で仕掛け投入。
② フォール中は“軽くサミング”してトラブル回避
ベイトは落下が速い反面、着底で糸が出過ぎるとバックラッシュしがち。
フォール中は親指をスプールに軽く添え、回転をほんの少し抑えるだけで安定します。
③ 着底したら“すぐ”巻き始める(最重要)
着底後にモタつくと見切られやすいので、着底を感じたら即スタート。
ここからは「竿を動かさず、機械のように等速巻き」が基本です。
④ 等速巻きのコツ|速度より「一定」が命
- 竿尻を脇に挟み、姿勢を固定
- 竿先は下向き気味(ブレが減る)
- 巻き途中で速度を変えない
巻き速度の目安(迷ったらこれ)
- 基本:ゆっくり一定(会話できるくらいのペース)
- 反応がない時:一定のまま速く/一定のまま遅くへ振る
※「速くしたら不規則」「遅くしたら止まる」はNG。あくまで等速。
⑤ どこまで巻き上げる?
- 船長の指示があれば最優先
- 指示がない場合の目安:
- 水深の1/3まで
- もしくは リール30回転前後
巻き終えたら回収→再投入。基本はこの反復です。
アタリの出方と“やってはいけない反応”
よくあるアタリ
- コツコツ、コンコン(ついばむ)
- ググッ(押さえ込む)
- 重くなる(乗る)
初心者がやりがちなNG
- アタリで止める
- びっくりして竿を立てる
- 追いが来たのに巻き速度を変える
タイラバは、追尾して“かじる→本気食い”に移ることが多いので、アタリが出ても等速を維持が正解です。
ヒット後のやり取り(ドラグで獲る)
- 乗ったら一定のテンションを保つ
- 重くて巻けない時は無理に巻かず、耐えて、緩んだら巻く
- ドラグは事前に船長に確認してもらうと安心
ヘッドの重さの選び方|まずは「水深=g」目安
目安として
- 水深60m→60g
- 水深80m→80g
ただし実際は、潮・風・船の流し方で変わります。
重要な結論
底が取れる重さが正解。
底が曖昧だと「着底→即巻き」が成立せず、釣りが破綻します。
船の流し方とライン角度(覚えると釣果が安定)
船の流し方には大きく2つあります。
- ドテラ流し:船を横向きに流し、ラインが斜めになりやすい
- 立てる流し:風・潮に船首を向け、比較的ラインが立ちやすい
初心者は難しく考えなくてOKですが、1つだけ覚えると強いのがこれ。
- ラインが斜め=潮が効いている(チャンスになりやすい)
- ラインが真下気味=潮が緩い(渋くなりやすい)
渋い時ほど、ネクタイや速度、層の工夫が効きます。
釣れない時の対処法|変える順番を固定すると早い
アタリがない時に闇雲に変えると迷子になります。順番を固定しましょう。
① 底が取れているか(最優先)
- 着底が分からない
- すぐ流されている
→ 重くする/落とし直すが先。
② ネクタイを変える(最短で効きやすい)
パーツ交換の中でも、当たりを出しやすいのがネクタイ。
色の変え方:反応がない色から“遠い色”へ
- オレンジで無反応 → 蛍光イエロー or 黒
- 赤系で無反応 → グリーン系、ケイムラ系
同系色を刻むより、まず“振り幅”を出す方が傾向が掴みやすいです。
形状の考え方(波動)
- まっすぐ系:微波動寄り
- カーブ/丸まり系:強波動寄り
その日の真鯛が「強い波動を追うのか」「弱い波動を嫌がらないか」を早めに当てます。
③ 巻き速度を変える(ただし等速は守る)
- ゆっくり一定で無 → 速い一定を試す
- 速い一定で無 → さらに遅い一定を試す
速度は当たり要素ですが、崩すと逆効果になりやすいです。
④ 探る層を変える(低く刻む/高く上げる)
- 底付近を刻む(短い回収で入れ直し)
- 逆に上まで巻き上げて中層を意識
真鯛は日・潮でレンジが変わります。
⑤ ワームなどでボリュームを足す(許可される場合)
タイラバ用ワームをフックに付けると、存在感が出て反応が変わることがあります。
※釣り場・船のルールに従ってください。
釣れる時間の考え方|潮が動く時に集中する
タイラバは海況の影響が大きい釣りです。
一般に、潮が動くタイミング(潮止まり前後・動き始め)は活性が上がりやすいので、その時間は集中。渋い時間はネクタイ・速度・層で“当たりを探す”に切り替えるとメンタルも崩れません。
よくある質問(FAQ)
Q. 初心者は固定式と遊動式どっち?
A. 基本は遊動式推奨。扱いやすく、フッキング面でも不利が出にくいです。
Q. アタリが出たら合わせる?
A. 基本は合わせない。アタリで止めず、等速巻きを続けて“重みが乗る”まで待つ方が乗りやすいです。
Q. カラーは何から?
A. まずは定番のオレンジ系。無反応なら“遠い色”(蛍光イエロー/黒など)へ大きく振って傾向を掴みます。
Q. 巻き上げはどこまで?
A. 船長指示が最優先。なければ目安は水深の1/3またはリール30回転から始めると迷いません。
まとめ
タイラバで釣果を安定させる最短ルートは、難しいテクニックより基本動作の精度です。
- 底を確実に取る(底が取れる重さが正解)
- 着底したらすぐ巻き始める
- 等速巻きを崩さない(アタリでも止めない)
- 釣れない時は ネクタイ→速度→層 の順で変える
- 潮が動く時間は集中、渋い時間は当たりパターン探しに徹する
この“型”さえ守れば、初心者でも真鯛に近づけます。次の釣行では、当たった「ネクタイの色・形」「巻き速度」「当たったレンジ」をメモしていくと、再現性が一気に上がります。
真鯛を釣ってみたい、タイラバを始めてみたいと思っている方は、ぜひチャレンジしてみてください!シンプルだからこそ上達も早く、1枚獲れたらきっと次の一枚がもっと楽しみになりますよ!