「イカメタルって簡単そう」
そう思って行ったのに、当日は 周りだけ釣れて自分は0。これ、初心者あるあるです。
原因はだいたい1つ。
タナがズレてるか、止め(ステイ)が入ってないか、フォールが雑。
逆に言うと、ここさえ整えば、カラーに悩む前に釣れます。
この記事は、イカメタルの釣り方を“教科書っぽく”じゃなく、
**「現場でそのまま使える手順」**に落としてまとめました!
1. イカメタルとは?狙うイカと基本ルール
イカメタルは、船の真下へ仕掛けを落として鉛スッテ(メタルスッテ)を中心に、ケンサキイカなどを狙う船釣りです。
キャストは基本不要で、「棚(イカがいる水深)」に合わせて、誘って止めて抱かせるのがゲーム性の核。
船ごと・地域ごとに
- 使用できるスッテ数(シングル/ダブル)
- オモリ号数(20〜40号が多いが指示優先)
- エサ巻き可否
などが違うので、レギュレーション確認は必須です。
2. 【まずはこれだけ】必要タックルと推奨セッティング
「細かい理論より、まず釣りたい」初心者向けに、迷いにくい基準をまとめます。
ロッド(竿)
- イカメタル専用ロッドがベスト(穂先が繊細でアタリが出やすい)
- 目安:6ft台〜7ft台前半、乗せ調子〜掛け調子は好み
- 迷ったら:**やや乗せ寄り(柔らかめ)**が掛け損ねが減りやすい
リール
- ベイトリールが主流(カウンター付きが便利)
- ドラグは「強すぎない」が鉄則(イカは身切れしやすい)
ライン
- PE:0.4〜0.8号が目安(船宿推奨優先)
- リーダー:フロロ 2〜4号を1.5〜3m程度(絡み・潮次第)
まず持っていくスッテ(最低限)
- メタルスッテ:3色×3ウェイトくらいあると強い
- カラー例:赤緑、赤白、紫・黒など「系統を分ける」
- ドロッパー:2.5〜3.0号中心+小さめも少々
- 迷ったら最初は「定番色+自分が信じられる色」でOK。大事なのは交換のテンポです。
3. イカメタルの仕掛け(シングル/ダブル)と作り方
基本構成
- 最下部:メタルスッテ(重り役)
- 上:ドロッパー(浮きスッテ/エギ型も含む)
- それをつなぐのがイカメタルリーダー(枝ス付き)
シングルとダブルの違い
- シングル:メタルスッテ+ドロッパー1
- 扱いやすく、トラブルが少ない。初心者向き。
- ダブル:メタルスッテ+ドロッパー2
- 手数が増えるが、絡みやすい。慣れてからでもOK。
枝ス(エダス)長さの考え方
- ショート(短い):ドロッパーがキビキビ動く/アタリが出やすい
→ 高活性・手返し重視 - ロング(長い):ドロッパーがふわっと漂う/船の揺れも吸収
→ 低活性・波高い日・抱き渋り
4. 釣り方の基本手順(初心者の型)
まずはこの「型」だけ反復で十分釣れます。
基本の流れ(最短で釣る手順)
- 仕掛けを落として着底(明るい時間は特に底が重要)
- 糸フケを取り、**指示ダナ(例:底から○m)**へ上げる
- シャクリ2〜3回(小さめでOK)
- 止める(ステイ)3〜5秒
- 反応がなければ、同じタナで「シャクリ→止め」を数回
- ダメなら1〜2m刻みでタナ移動(上か下へ)
ポイント:**抱くのは「止め」か「フォール」**がほとんど。
動かし続けると、興味は持っても抱ききれません。
5. 誘い方4選(何をいつ使う?)
① リフト&フォール(まずはコレ)
- 竿をスッと上げて、ゆっくり落とす
- フォールで「止まる/重くなる/抜ける」違和感が出やすい
- 初心者が一番アタリを取りやすい
使い所:オールラウンド。最初の探りに最適。
② シャクリ上げ(寄せて抱かせる)
- その場で2〜3回シャクる→フォール→止め
- スッテを目立たせて寄せるイメージ
使い所:周りが釣れているのに自分だけ無の時。スイッチ入れに。
③ シェイク(掛け損ね・触り対策)
- 竿先を小刻みに震わせる(1〜3秒〜長めも)
- 最後にピタッと止めるのが本体
使い所:「触ったのに乗らない」「抱きが浅い」時の最強フォロー。
④ ワンピッチジャーク(広くタナを探す)
- 巻きながらシャクって上へ探っていく
- ある程度上げたら止めて反応を見る
使い所:タナが分からない時、群れが上下に散っている時。
6. 時間帯別の攻め方(ここを外すと釣れない)
明るい時間(点灯前〜薄暮)
- 基本はボトム付近(底から0〜5m)
- 底を取り直しながら、同じレンジを丁寧に
コツ:底を取り直す頻度を上げる(海底変化でタナがズレる)。
集魚灯点灯後(ナイト本番)
- ベイトが集まる → イカが浮く
- 釣れたタナが出たら、次からは底取りにこだわらず直行でOK
コツ:船中で釣れたタナは素直に共有・確認。イカメタルは「棚の情報戦」です。
減灯(ライトを落とすタイミング)
- タナが変わる(浅くなることが多い)
- ヒットカラーが変わることも多い
コツ:
- まずは浅いタナを探る
- 次にカラーを系統ごと変える(真逆に振る)
7. 釣果を伸ばすコツ(結局ここが差になる)
コツ1:タナを「固定」して当てにいく
釣れている時ほど、タナがズレた瞬間に無反応になります。
- 釣れたら「水深○m」をメモ
- 反応が落ちたら**±1〜2m刻み**で探り直す
コツ2:カラーは「似た色替え」より「系統替え」
迷いがちなカラーは、方向性を決めると早いです。
- 同系統:反応が薄い時の微調整
- 真逆系統:無反応を割る時の一手
例:赤緑 → 赤白 → 紫/黒 → オレンジ/チャート…のように「系統で回す」
コツ3:スッテの重さ(号数)を合わせる
重さが合ってないと、そもそも釣りになりません。
- 軽すぎ:流されてタナがズレる、アタリが出にくい
- 重すぎ:動きが不自然、疲れる
基準:ラインが斜めに払い出すなら、まずウェイトを上げる。
コツ4:抱き渋りは「ロング枝」or「フォールの質」
触るけど乗らない時は、イカが追い切れていません。
- 枝スをロングに
- フォールを「テンションフォール(張りながらゆっくり)」に
- 止めを3秒→5秒→10秒と伸ばす
8. 釣れない時のチェックリスト(原因→対策)
「何から直す?」を迷わないための優先順位です。
- タナが合ってない
→ まずは船中の当たりダナ確認/底から上まで探る - 止めが短い or 止めてない
→ シャクリの後、最低3〜5秒止める(状況で10秒) - ウェイトが合ってない
→ 流されるなら重く。重すぎなら軽く(指示号数の範囲で) - カラーが合ってない
→ 同系統ではなく、系統替えで大きく変える - 誘いが単調
→ 基本動作→シェイク→テンションフォールを混ぜる
9. よくある失敗と回避法
オマツリが多い
- 落下中に糸フケを出しすぎない
- 着底後すぐにフケを取る
- ダブルは慣れてから(まずはシングル)
アタリはあるのに掛からない
- 即アワセしすぎない(違和感→軽く聞いてからでもOK)
- シェイク→止めで抱かせ直す
- ドロッパーを小さくする/枝を長くする
バラす(身切れ)
- ドラグを締めすぎない
- 巻き上げを一定に、無理に抜き上げない
- 取り込みは慌てない(抜き上げサイズかタモか判断)
10. FAQ(よくある質問)
Q1. 初心者はシングルとダブルどっち?
A. シングル推奨です。まず「タナと止め」を安定させた方が釣果が伸びます。
Q2. アワセは強く?
A. 基本は大きく煽るより、違和感でスッと聞き上げて掛けるイメージ。強すぎは身切れの原因に。
Q3. 釣れてる人の真似をしてるのに釣れない…
A. 多くは「タナが0.5〜2mズレている」「止めの秒数が違う」です。カラーより先にここを合わせると復帰しやすいです。
11. まとめ(最短で1杯釣るための手順)
最後に、初心者が最短で結果を出す「やる順番」だけまとめます。
- 船長の指示ダナ厳守
- シャクリ2〜3回→止め3〜5秒の基本反復
- 釣れたタナが出たら、以後はそこに直行
- 釣れなくなったら、タナ→カラー→フォールの順で修正
- 掛からない時はシェイク→ピタ止めで抱かせ直す
この5つだけで、イカメタルはかなりの確率で“釣れる側”に入れると思います!
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!