高級魚として人気のアマダイは、釣って楽しい・食べて最高の“ごほうび魚”。
一方で「底付近を釣るらしいけど、何をどうやればいいの?」と迷いやすい釣りでもあります。
結論から言うと、アマダイ釣りは 誘いを「動」と「静」で使い分ける だけで、釣果が伸びやすいです。
この記事では、初めてでも再現できる手順に落とし込みながら解説します!
アマダイってどんな魚?(釣りの前提)
アマダイは砂泥底に巣穴を掘って暮らし、そこから出てエサを吸い込む魚。
船釣りで狙うことが多く、ポイントはだいたい 水深30〜150mの砂地 が中心です。
シーズンの目安
一般的に 晩秋〜冬がベスト。地域によっては春先まで狙えることも多いです。
(船宿の釣果情報で“今どこが当たってるか”が一番確実)
まず揃えるタックル(初心者はここだけ押さえればOK)
アマダイは小さなアタリを拾う釣り。基本は「先調子+PE2号前後+天秤仕掛け」です。
タックルの目安(ざっくり基準)
- ロッド:7:3〜8:2調子/長さは2m前後が扱いやすい
- リール:手巻きでも可能だが、水深が深いなら小型電動がラク
- 道糸:PE 2号前後(200m以上)
- オモリ:船宿指定(60〜80号が多い)
- 天秤:腕長 30〜40cm
- 仕掛け:全長2m前後・2〜3本針が主流(船宿推奨でOK)
迷ったら「船宿の指定号数&推奨仕掛け」に寄せるのが最短ルートです(当日の潮・水深に合わせているため)。
仕掛けとエサ(基本形)
仕掛けは天秤が基本
胴付きよりも、オマツリや絡みが少なく、底付近を安定して引きやすいのが天秤仕掛け。
エサは何が正解?
- 基本:オキアミ(船宿支給が多い)
- 追加であると強い:ホタルイカ(状況で効く)
オキアミは刺し方が雑だと、沈下中に回転して糸ヨレ・食い渋りの原因になります。
投入後「変に回ってないか」を意識するだけで安定します。
アマダイ釣りの肝は“タナ”|狙いは底から50cm〜1m
アマダイは巣穴から出てくる魚なので、基本は 底付近。
船の指示ダナが「底から2m」なら、底を取ってから指示分だけ上げるのが基本動作です。
【基本】数を伸ばす「動」の誘い(砂煙でスイッチを入れる)
まずはこの「動」を覚えると、初挑戦でも釣果が出やすいです。
狙いは オモリで砂煙を上げて“巣穴から出させる” こと。
動の誘い:手順(そのまま実行用)
- 仕掛け投入 → 着底(スプール停止が目安)
- 糸フケを取って 底を5〜6回小突く(砂煙)
- 1m巻き上げて5秒待つ
- 穂先をゆっくり 1m上げて5秒待つ
- 穂先をゆっくり 1m下げて5秒待つ
- アタリがなければ 2 に戻る
- エサ取りが減った/1〜5分経過で回収 → エサ交換して再投入
“エサ取りのツンツン”は基本スルー
小さいツンツンは外道やエサ取りのことが多いです。
アマダイは 穂先が「クッ」と入る、もしくは違和感が増える出方が多いので、そこで集中。
【応用】型(良型)を狙う「静」の誘い(置き竿のイメージ)
「周りが置き竿でデカいの釣ってる…」がまさにこれ。
動かしすぎず、違和感を出しすぎない誘いで大物が出やすい傾向があります。
静の誘い:手順(再現性重視)
- 着底 → 糸フケ取り
- 底から80cm〜1m上げてキープ
- 10秒に1回、小さく鋭くシャクる
- 3を3回やったら 底を取り直す → 2へ
- 1〜5分で回収 → エサ交換
静は「底取り頻度」が釣果を左右する
海底は起伏があるので、置きっぱなしだとタナがズレます。
静は特に 底取り→キープ を丁寧にやるほど当たりが出やすいです。
「動」と「静」どっちをやるべき?(迷った時の使い分け)
- 朝イチ/反応が薄い/魚を寄せたい:まず「動」で砂煙
- 数は出るけど型が伸びない/スレ感がある:「静」で違和感減
- 周りが置き竿で当ててる:素直に「静」を混ぜる
- 1流しで反応が出ない:動→静→動のように“型を変えて試す”
ゲスト(外道)が“答え”をくれる|タナ調整の考え方
アマダイ釣りは外道が多い=情報が多い釣りです。
釣れた魚で「今の仕掛けの層」を推理できます。
目安(考え方の例)
- 上ずってるサイン:キダイ(レンコ)などが連発 → 仕掛けが浮き気味
- 対策:ガン玉追加、誘いの幅を小さく、底取り回数UP
- 合ってるサイン:底付近の魚が混ざる → そのレンジを継続
- 底ベタサイン:ムシガレイ系・ホウボウなど → 底に張り付きすぎ
- 対策:50cm〜1m上げる時間を増やす、オモリ着底を優しく
※魚種は地域差があるので「自分のエリアでよく釣れる外道」をメモすると上達が早いです。
アタリの出方とアワセ(ここでバラさない)
アタリの典型
- コツ…コツ…(小さい前アタリ)
- からの クッ(穂先が入り込む)
- 違和感が出たら 早めに合わせる(吸って吐く動きがあるため)
アワセのコツ
天秤仕掛けは遊びが出やすいので、迷ったら 大きめにしっかり。
掛かったら、良型は途中で抵抗が強くなることがあるので、無理せずドラグでいなします。
釣れない時のチェックリスト(現場で潰す順)
- 底が取れてる?(取れてないと永遠に釣れない)
- 指示ダナ守れてる?(上げすぎ・下げすぎ)
- エサが回ってない?(投入中の回転は食いを落とす)
- 動→静の切替をした?(同じことを続けない)
- エサ交換の頻度(1〜5分で新鮮に)
- 外道の情報を使った?(上ずり/底ベタの修正)
釣れたら最高!アマダイのおすすめ料理
アマダイは「素材が強い」ので、シンプルほど旨いです。
- 松笠揚げ:ウロコを立てて揚げるとパリパリ食感が最強
- 塩焼き:ふわっと上品、ウロコごと焼くのもアリ
- 酒蒸し:甘みが出て“上品さ”が際立つ
- 昆布締め:身の水分が抜けて旨味が濃くなる
- あら汁:出汁がとにかく良い(捨てる部位がない)
よくある質問(FAQ)
Q. 初心者は「動」と「静」どっちから?
A. まずは 動(砂煙) からでOK。反応が出たら静も混ぜるのが強いです。
Q. 置き竿って本当に釣れる?
A. 釣れます。ただし“完全放置”より、タナキープ+たまに小さく誘う静の手順が再現性高いです。
Q. エサはオキアミだけで足りる?
A. 基本は十分。渋い日や大型狙いでホタルイカが刺さることもあるので、余裕があれば持参すると便利です。
まとめ|アマダイは「動」と「静」を覚えると一気に楽になる
- 数を伸ばすなら 動(砂煙で寄せる)
- 型を狙うなら 静(違和感を減らす)
- 釣れない原因の多くは 底取り・タナズレ・エサの鮮度
- 外道は“失敗”じゃなく 情報源。タナ調整に使う
この2つの誘いを現場で切り替えられるようになると、アマダイ釣りは本当に安定します!
是非、チャレンジしてみてくださいね!